創業お役立ち記事

自己ブランディングこそ成功のための近道

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ひとたび自己ブランディングに成功すると、とても仕事がやりやすくなります。
「○○といえば××」といったように、こういう時はアイツに相談しようという立ち位置をつくれるととても強い。

小さな分野であっても第一想起を獲得できれば、8割以上がそのままあなたの所を訪ねてくるはずです。

自己ブランディングの作り方

得意分野にこだわる

まず、得意分野にこだわることです。
徹底的に得意分野にしがみつく。あなたが得意なことは、他の人と比べてすでに大幅にリードできている状態ですから、絶対にそれを利用すること。そして、得意分野の中でも特に得意なこと、あなたの特徴のようなものを探してみてください。野球選手だって、「野球が得意です」だと誰のことを指しているのかわかりませんが、「どんな球でも内野安打にしてしまう」「フェンス際に強くホームランボールもキャッチしてしまう」「外野からの矢のようなバックホームが得意」とか、そんな感じで限定していくと、より伝わりやすくなります。

それをもとにして、キャッチフレーズ化すると、「安打製造機」とか「レーザービーム」とか、そういう単語が出てきます。もう少し分かりやすくするために営業職で考えてみましょうか。例えば、スピード対応を強みとするのであれば、具体的に何が速いのか。サッと客先に行けるのか、見積もりを出すのが速いのか、納品までの工程が速いのか、そんなふうに細分化していきます。この例でいくなら、「出張出前一丁」とか、「見積自動販売機」、「アラ、もう納品!?」とか、そんなんでしょうか。

志を語る

現時点でそんなに語れる強みなんてないよと思うかもしれません。
そんな場合は、自分の目標やなりたい姿をそのまま表現してしまいましょう。「営業で、この世を笑顔にハッピーに。」とかそんな感じですね。

形から入ることで、それに沿った行動を取るようになりますし、言ったとおりの頼られ方をすることが増えるので、気がついたらホントに経験豊富になってた、ということが起こります。自分を騙すつもりで、自分の商品価値を高めていきましょう。

相手のメリットで伝える

キャッチフレーズを作るときには、相手にとってどう役に立つのかを表現することを意識してください。
商品仕入れに自信のあるバイヤーなら、「オレに仕入れられないものはない」とかよりも「100万点以上の商品リストから、アナタにピッタリ探します」とか、相手目線にした方が、活用時のイメージを描いてもらいやすくなります。

掛け合わせる

得意分野を掛け合わせることができると、それだけで一気にオンリーワンの存在になれます。
営業職の例でいくと、営業が得意な人はいくらでもいますが、営業力に加えて会計の知識もあったらどうでしょうか。それだけで、かなり差別化された打ち出しができます。例えば、「最適な発注量を分析できる営業マン」とかですね。このブランディングに成功したら、お客様はあなたの言うとおりの発注量で注文書を流してくれるでしょう。
掛け合わせは意外性があるほど差別化に力を発揮します。あなたの得意分野をうまく活かしてましょう。

すぐに結果が出て来るわけではないかもしれませんが、小さな努力の積み重ねで、競合が誰もいない領域で存在感を出せるようになります。周りと同じ環境でトップを目指すよりも、オンリーワンで独走できる環境を探してみませんか。

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