創業お役立ち記事

経験そのものが商品になる

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起業に際して、何を売るかをさっと決められないというのは、発想の仕方の問題かもしれません。

私は基本的に好きなことで起業すればいい、と考えています。

「いや、そうじゃない」という人もいまが、まあそれも「消費者のニーズが第一だ」というような話であって。程度問題というか、そんなことを言い出したら「元気が一番!」みたいな話になるよねと思って下さい。

そりゃまあ普通に考えて、「嫌いなことをいやいや」やるより「好きなことを楽しくやる」方がいいでしょ。

好きなこと以外から発想する方法

もちろん好きなこと以外で起業してもいいと思います。
その時に考えてほしいのが、あなたの今までの「経験」です。

「経験」は超重要です。あなたの経験は、すっごい価値があります。
あなたと同じ経験をしてきた人なんて絶対いません。

あなたが経験していて、他の人があんまり経験していないこと、
これが価値の高い経験であり、「商品」になり得るものです。

あなたの価値に競合はいない

「んー、けど私とおんなじような経験をしてる人なんていっぱいいるしなあ」って、思いがちですが、謙虚すぎです。

あるいは、謙虚じゃなさすぎるのかもしれません。全人類を相手に商売しようとしていませんか?

まあ日本人が1億人だとして、あなたの経験を欲しがる人が、そのうち1000人いるとします。単価が10万円だとすると、

1000人×10万円=1億円となります。

日本の人口のたった0.001%を相手にしても1億円の売上になりますね。
分かりやすく言うと、10万人に1人が買うような商品でも、1億円の売上になるということです。

数字遊びみたいになってしまうのと、計算があってるかすごく不安なのでこれくらいにしておいて。とりあえず、小規模でやるようなことは、ターゲットをせまくしても大丈夫ということです。

つまり、1億人が喜ぶような経験はなくても、1000人を喜ばせられるような経験はあるんじゃないかということ。

あなたが留学経験があるとして、留学アドバイザーをやろうとなると、海外への留学生は年間7万人くらいいるようです。これが大きい市場。ここは競合も多い。

加えて、あなたはカナダに留学していたとして、カナダ留学に絞った具体的なアドバイスをする。そうすると、カナダへ留学する割合は7000人くらいなので、結構絞れてきます。ここまできたらあなたの価値はもっと際立つので、売りやすくもなります。

さらに、あなたはカナダの留学中に、カナダ人と恋に落ち、そのまま国際結婚しているとしましょう。そうすると、もうさすがにおんなじ経験をしていて、それを商売にしようとしている人ってほとんどいませんよね。でもまあ、多感な時期に留学して、現地の人とフォーリンラブというのはありがちではあると思うので、そのへんのノウハウとかニーズありそうですよね。

希少性の探し方のポイント6つ

ちょっと例がわかりづらくなったので、役に立ちそうな経験を見つけるポイントをお伝えしておきます。

1.好きなこと
2.得意なこと
3.頼られること
4.ずっとやってきたこと
5.お金を稼いだこと
6.過去に悩んでいたこと

好きなこと、得意なことは、あなたの強みです。
頼られることは、他人と比較してあなたが秀でていること。
ずっとやってきたことは、継続してきた時間が価値になります。
お金を稼いだことは、事実価値があるということ。
過去に悩んでいたことは、同じ悩みを持つ人に解決方法を提供できる。

この6つから発想することで、あなたの経験を活かせる商品にたどり着けると思います。

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