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社長おすすめ本対談〜萌えビジネスに学ぶ「顧客を熱中させる」技術

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こんにちは!「意識高ww」とよく言われる壁田です!この記事は長谷社長おすすめの「萌ビジネスに学ぶ『顧客を熱中させる』技術」を読んで対談した記事になります。

アイドル、ラノベ、ゲーム、アニメなど、いかにして「萌え」は作られたのか? 実際の人気作品を多数取り上げ、そのマーケティングの仕組みや売れた理由を徹底分析!まず「萌え」の正体を明らかにし、「萌え」とユーザーの関係に迫り、 そしてアップル、ディズニー、グーグルなど世界の名だたる企業がユーザーの心をつかむためにどうのような取り組みをしているか、アニメ、ゲームといったコンテンツ業界がいかに「萌え」を作っているかを紹介し、最後に「萌え」をビジネスに組み込む方法をくわしく説明する。

萌えビジネスのポイント「体験」「共感」

長谷さん的には萌えと言えばなんですか?

なんやろ。あんまりそんな熱中するようなことってないなぁ。

意外と淡白なんですね。

私はなんやろなぁ?キャラクターとかが好きですけどね。すみっこぐらしとか。

でも好きと熱狂するほどって結構違うよね。

あ、だったら「おそ松さん」はめっちゃはまりましたよ2、3年前。あれは熱狂に近かったなー。ま、グッズ買ったりとかするほどではなかったですけど。

あー。それはわかりやすい萌え対象ですね。

アニメとかそういういわゆるオタク的な文化での萌えっていうものから学んでそれをこのビジネスに活かしていこうって言う話だよねこの本は。

ですね。好きなキャラの絵柄が書いてたらどんなもんでも買うみたいな人いるでしょ。

私の周りには、漫画すぐ買う人とか。テニミュ好きで、めっちゃ見に行くしグッズもかっちゃう子とか、あとはディズニーに1年に4回行く人とかいますよー。

わたしとは別のとこに価値を感じているんでしょうね。

で、なんかみんなフットワークが軽いですよね。

だね。すごい消費が外向きになってる気がするね。

最近よく言われるのは「体験型消費」が増えてるってこと。CDとかの売り上げが落ちてるけどライブの市場とかはむしろ拡大しているっていう。

あっ、たしかにそんな感じするかも!なんでなんでしょうね。

共感できるようになってるからだと思うよ。共感できるための装置というかアプリケーションというか、TwitterとかInstagramとかで、その体験をしている人同士で繋がれたりとかそういうコミュニティーが作りやすくなってる。

おおー!なるほど!共感ね!この本でもポイントとして取り上げられてました。

そこらへんでいうとはずせないのがYouTubeじゃないですか。今、何でテレビよりYouTubeが盛り上がってるのかっていうと、共感できるからってことらしいです。テレビの人は格上すぎて共感できないけど、ユーチューバーは共感できるから見るって感じらしいです。

そーなんや。共感できるとか同じ土俵にいるというかそういう感覚が大事なんやろうね。

「双方向性」が現代のマーケティングのキーワード

この本ではアップルも萌えを利用してると言ってます。

「iPhoneを保有すると自分の何かが変わる」位のレベルの想像を促すことでiPhoneユーザになってもらってるんです

わかりますね。私もその理由でMacとかiPhone買ってます。

そういうブランドにはなってるよね。

なんだかんだ言ってかっこいいから使いづらくてもCD入らんくても全然いいみたいな。

好きだから欠点も愛するみたいな。それくらいの使いにくさもカバーするだけの魅力、ブランド力があります。

そうねーブランドの価値っていうのは価格に上乗せされるからそこにお金を払うっていうのはあり得る。

でね、昔は一方的にメーカー側から伝えるしかなかったんだけど、今はそのブランドのストーリーの中に自分たちが入っていける。

あ、AKBでいうと総選挙で誰が1番になったとかですか。

急にAKB?まあそれもあるなぁ。入っていけるから、少なからず「自分が次のセンターになる子を決めた」って言う関係性になって、ブランドのストーリーを作ったってことになるね。

この本にAKB出てきたんで。この本によると、ファンはCDを買ったりライブに行ったりしてAKBにお金を払うことよって「AKBに参加している」らしいです。

へえ、AKBがそういう感じでやってんのか正直想像がつかへんけど(笑)。

インターネットとかSNSとかで、個人で発信できるようになってから変化があったと思う。昔はそのブランドがあってそれを消費者がそのまま消費をするだけ。

それが消費者の方からもアクションを起こしたりとか消費者同士でコミニケーションとったりするようになったことによって、消費者もそのブランドの一部として機能するようになったと捉えるといいのかなと思います。

たしかに最近そういう参加型のものって多いですね。紅白もどっちか選べましたよ。白組にしました。

やったんや笑

そういう、双方向性っていうのは何年か前から言われてるキーワードやな。

マーケティングを考えるときに、一方通行なメッセージングじゃなくてそこに双方向性を作ってあげるとかファン同士で繋がれるような仕組みを作ってあげることが1つのトレンドやね。

時代は変わっていくからちゃんと勉強していかないとダメですね。

とくにそういうのは技術の進歩によって変わってきますからね。

「萌え」を狙うには

コナンに何年か前から出てる安室さんってしってます?

あ、知ってる。

めちゃ人気ですよね。やるなあって思いました。

映画めっちゃカッコよかったですよ。最後ドライブシーンがあるんですけど、やばかったです。

ハマっとるやん(笑)。なんか自分けっこうミーハーよな(笑)。

ああいうのも結局、作り手側が意図してないとこで当たってしまったりするよな。

絶対そうですよね!そういう意図って伝わりますもん。

話題になるような種を仕込んでおくとかは作り手側の打算としてあってもいいのかもしれないけどねえ。

くまモンとかひこにゃんとかは、そんなにヒットすると思って作ってないでしょ。一方で、なんかねらってんなーっていうさえないゆるキャラめっちゃいません?

いるね(笑)。狙ってヒットさせるっていうことにすごく技術のいるところなので。技術があっても難しいですが。そこを作り上げていくっていうのはなかなか研究のしがいがあるかな。

個人が発信できるっていうのはいいんやけど、そこで企業側としてできることを、いろいろ教えてくれている本なんだと思うね。

そうですね。売ろうとする商品やサービスが高品質なのは大前提として。

売り方としては、消費者に参加してもらうこと、一緒に作り上げていけるスキをあけておくことが今風なのですね。

オンラインサロンとかもそうだね。

そうですね。そしてそこから新しいビジネスが生まれたり。

そうなると生産者と消費者の壁がなくなっていきますね。なんだかただ消費するだけより面白そうでいいですねえ。

たしかにね。壁ちゃんそろそろいつもの。

はい、この本を読んで一句詠みます。

参加型 前向きいいね 萌ビジネス

参加型の現代のビジネスを積極的に楽しんでいきたいという気持ちで詠みました。わたしも、うまく時代の流れにのってビジネスを楽しみたいです!

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