中小企業診断士コラム

企業経営理論1日目【経営資源って?ヒト・モノ・カネ・情報。経営理念とビジョンの違いは?】

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こんにちは。元・中小企業診断士の長谷です!

失効した中小企業診断士の資格を取り戻すべく(笑)!

診断士の勉強をしていくぞー!

意識が高いので、学んだことをまとめていきます。

TACのスピードテキストを使っているので、その順番どおりに話がでてくると思います。さすがに1回合格してるので、参考になると思いますよ。

スピードテキストの1~11ページの内容です。

ヒト・モノ・カネ・情報

会社を経営していくにあたって必要になるものを経営資源と呼びます。
んで、そのフレームワークとしてよく言われるのが、この「ヒト・モノ・カネ・情報」ってやつですね。

「ヒト・モノ・カネ」ってのがもともとあって、インターネットの普及で「情報」って重要よな?ってなった感じかな?

ノウハウとか暗黙知みたいなものも含めて経営に活かせる「情報」なので、幅広い意味で捉えるもんだと思っておきましょう!

あ、そうそう。「フレームワーク」。これは重要な単語ですね。物事を考える時のテンプレみたいなもんだと認識するといいかな。思考するための「枠組み」って感じです。

「ウチの会社の課題を経営資源から考えてみたいのじゃが?」って言われたら、「ほな、ヒト・モノ・カネ・情報の切り口でそれぞれ洗い出してみましょうか」ってすぐに回答できます。

いちいち「ん?経営資源ってどうやって分析すっかな?」とか考える必要がなくなります。

そういう「切り口まとめ」みたいなのが、ビジネスの世界ではたくさんあるんですね。

フレームワークなんか何も見なくても100個くらい言えて当然っす。
中小企業診断士の勉強の中でもたくさん出てきますので覚えていきましょうね。

経営戦略って?

戦略という言葉はもともと軍事用語です。
で、戦略的にってのを経営に持ち込んだのが1960年代のアメリカなんですって。

じゃあ江戸時代の商人が戦略的じゃなかったのかとか言い出すと話がややこしくなるので。ここでは「経営をなんかすげー真面目に考え出したのって、つい最近のことやね」って思っとけばいいです。

んで、明確な正解はないぞって話です。技術革新の影響とかも大きいしね。

歴史的には、テイラーの「科学的管理法」とか、メイヨーの「人間関係論」とかから始まるんですが、最近は重要な論点ではないのかもしれません。出題されたよマークがついてませんねぇ。

ホーソン実験とかこの辺で出てくるんちゃうかったっけ?触れられてもないし、あんま重要ではないのかも!歴史ですからね。別に「テイラー=科学的管理法!」みたいな暗記をする意味はないからね。

一方で、「コアコンピタンス」「ケイパビリティ」っていうワードが出てきているのは最近の流れかもしれません。

両方とも、「他社に真似できない、ウチだけの経営資源」、もっと簡単にいうと、「他社に真似できない強み」って意味です。それを活かして経営していくのがいいぞーってのがここ最近のトレンドだねってことです。

昔は、市場の中での自社の位置づけとかに着目することが多かったみたい。いわゆるポジショニングってやつですね。まあどっちも大事っつー話。

経営理念と経営ビジョン

理念とビジョン。どっちの方がデカイ概念だっけ?みたいな。

経営方針は?長期計画は?とか。なんかいろんな単語があってビジネスって面倒くせーですね。

単語は、定義ではなくて、「ニュアンス」で覚えましょう。子供は文脈の中でどう使われてるかで単語の意味を理解していきますが、大人は単語の説明を聞けば、雰囲気でわかるからね。

経営理念

これが一番デカイ概念です。企業が存在する理由を示したやつです。「食で文化に貢献する」とか「HAPPY Communication!!」みたいな。どっちもテキトーに作ったやつなので、あるかも知れんし無いかも知れません。もっと長文のパターンとか、第一条!みたいなやつ、逆に漢字一文字、とかもあるんじゃないですかね。

まあ、なんしか、そういうね。ほら、それっぽいやつ。一番概念っぽいやつなんで、ふわふわしてる(ように外部からは見える)やつね。

ミッション(使命)と言ったりすることも。なんしかこうなりたいというものの表現。

経営ビジョン

ビジョンは将来の姿です。だから、ちゃんとビジョンにたどり着くための明確な道筋が示されるべきもの。

理念よりも具体的な目標ですね。でも、ちょっと簡単には成し遂げられそうもないこと、壮大な夢、みたいなものにすることが多いです。10年とか30年とか、長期のスパンで語られることが多いですね。

ほいで、それを短期の目標に細分化していくと。長期経営計画→中期経営計画→短期経営計画ってなっていくわけ。

理念とビジョンがある意味は?

理念やビジョンって、基本的に、社内外へのアピりです。

社内(従業員)に対しては、こんなすげーことをオレらは成し遂げんだぜ!?っていうイキリ。もちろん採用にも重要です。
ちゃんと理念やビジョンが浸透していると、社員の普段のコミュニケーションもそれに寄っていくので、そうやって風土とか文化ができていきます。洗脳だね。

社外に対しては、「ワタシタチのカツドウはミライにツナガっています」みたいな。「ほーん、なんか良さげじゃん」的な。イメージ戦略と結びつくとこですね。

で。従業員と消費者はまあそうやって騙せるんですが、株主はもうちょっとちゃんとした計画を求めてきます。カネを出してるからね!
なので、株主総会ではちゃんと短期経営計画を見せたりする必要があるって感じです。理念とかビジョンだけ言われても知らんがなってイライラされちゃう。

あ、経営方針ってのも、計画に近い概念ですね。ビジョンに向かうための方針なので。

ちなみに、会社は誰のものか?みたいな話があるんですが、株式会社は株式を持ってる人のものです。また後で出てくるテーマかな?

ということで、あんまりたいしたこと無いですねw
企業経営理論は、実はそないたいしたこと言ってきません。そりゃそうやね、っていう基礎の基礎なんでね!

いままでこんなことも知らなかったなんて恥ずかし~い。

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