創業お役立ち記事

お金を使うことで事業は成長する

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あなたは会社員時代に「発注」をしたことはありますか?
いわゆるバックオフィス系の部門にいたのであれば、外部のサービスを利用したことがあるかもしれませんが、自分で決裁して会社のお金を使うという経験のない方も多いと思います。

創業期はそれでなくても資金繰りがシビアですから、「お金を使う」ということに躊躇してしまいがち。でも、それでは事業は大きくなりません。

すべては資金計画から

お金を安心して使うには、とにかく資金計画をきっちり立てておくことです。

「いついつまでにコレくらいの売上を立てる想定でいくと、ここまでは赤字でもなんとかなるな」、とか。
「仮にこの先の入金がなくなったとしても3ヶ月は耐えられるから、その間にこれくらいの資金なら投入できる」、とか、いろんなケースを考えてみることです。

逆に、いろんなケースが考えられないというのは、はっきり言ってヤバイ状況です。その際は急場をどう凌ぐかということに専念するしかないのですが、ちゃんとキャッシュフローを見つづけていれば、ただ単にプールしてあるだけのお金があることに気が付けると思います。

もっと簡単な方法を考えると、絶対に手をつけない資金額を決めておくことです。固定費の半年分とか、何かあった時に困らない額というのを決めておいて、それ以上のお金はさっさと使ってしまうようにするという方法です。この方法は単純でおすすめです。当たり前ですけど、大きな出金の前とか、タイミングは調整してください。また、プールしておく額は都度見直すようにしてください。

浪費をせずに投資をする

なぜお金を使わないといけないのかというと、「お金を使わないとお金は増えない」からです。
お金を使わなければ、お金を稼ぐ原資となるのはあなたの労働力だけ。自分一人で稼げる額なんてたかが知れています。

お金を使うということは、労働力を買うということに他なりません。
自分一人ではできないことを、やってもらう。その対価としてお金を払うわけです。

なので、お金を使う時には、投資をしているという感覚を持つべきです。もっというと、リターンを考えてお金を使うべきです。

リターンのないお金の使い方は、「浪費」です。
リターンのことを考えずにお金を使うと、失敗したときには「浪費」に終わったとなりますが、「投資」としてお金を使ったのであれば、投資に失敗したという結果になります。それだけでもお金の使い方に対しての積極性が違います。

経営はあらゆることへの投資であるともいえます。
人材に、研究開発に、教育に、広告に、社内システムに、などなど。いまお金をかけるべきはどこで、どう使ったら一番リターンが大きくなるのか。それを考えるのが経営者の役割です。

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