会社案内はブランディングツールです。
会社について案内することが目的なのではなく、会社に対しての印象を高めることが目的です。
なので、会社案内の中で細かいサービス説明をする必要はありません。あまりページ数を増やす必要もありませんし、文字を大量に記載する必要もありません。
創業期の会社案内は4ページか6ページで充分!
会社案内をセールスツールというよりも、ブランディングツールとして認識すると、そこまで大げさなものをつくる必要がないことが分かります。
具体的には、「A4サイズの見開き4ページ」か、「A4サイズの3つ折り6ページ」のいずれかが最適です。印刷費的にも、このパターンだと一枚の紙に収まるので安くなります。少し厚めの用紙で印刷すれば高級感も演出できますね。
また、創業期においては、会社案内に記載する内容は半年単位で変わってくるでしょう。
なので、「1.データの変更に応じられること 2.増刷費用が高くないこと 3.小ロット対応できること」
この3つがポイントになってきます。
1.データの変更に応じられること
会社案内は基本的にIllustratorというソフトウェアで作られます。
「データ納品をしてくれるかどうか」…この場合、データ納品されたとしても自分で修正できなければ意味がありません。
「データ修正の追加費用はいくらか」…イニシャルコストが安く見えても、ここで費用がかかるケースもあります。
2.増刷費用が高くないこと
会社案内などの印刷物の費用は、デザイン費+印刷費の合計となります。
デザイン費が安く見えても、印刷費のランニングコストがかかる場合があるので注意してください。
「プリンター本体は赤字価格だけど、インクカートリッジ代で回収する」みたいなビジネスモデルと一緒で、紙ものの制作においてはランニングコストで稼ぐ価格設定の会社が多いです。
この場合は、絶対にデータ納品されません。データを渡してしまうと、勝手に安い印刷所に持っていかれるからですね。
なので、イニシャルコストが安いからといって、飛びつく前に冷静に考えてみましょう。
3.小ロット対応できること
印刷費用とも関係しますが、小ロットの印刷に対応できるかどうかもポイントです。
増刷は1000部からとか言われても、創業期にそんな大量にいらないですよね。
1000部なら安くても、小ロットにしたら割高だったら意味ないですし。
4.企画+デザイン+コピーライティングをどこまでやるか
上記の観点に加えて、制作の対応範囲もポイントになります。
会社案内に限ったことではないですが、制作は企画・デザイン・コピーライティングで構成されます。このうち、デザインだけを行なうのであれば、安くなるのは当然ですね。その場合だと、企画と簡単な構成、文章作成は自分でやる必要があります。
いくらデザインが良くても、ターゲットを外した企画・構成になってしまっていたり、デザインに対して文章から素人臭が漂っていたりすると、最終的なクオリティは下がってしまわざるをえません。
制作の流れは、企画→ライティング→デザインの順番になりますから、最後のデザインの工程だけ良くても巻き返せないんですね。
なので、どこまで一緒に考えてくれるかも観点として持っておくようにしましょう。
当社の場合
当社の場合は、完全データ納品、修正無料、印刷費用はほぼ実費、もちろん小ロット対応可、企画構成から一貫して対応と、小規模企業のための設定にしています。
何もわからん!という状態からでもご相談いただければ、経営課題に応じた企画からスタートさせて頂きます。もちろん取材をもとにして文章の制作もいたします。制作物はデータでも納品いたしますが、修正にも柔軟に対応いたします。ハッキリ言って修正なんてちょろいもんですからね。
せっかくマーケティングに取り組むのであれば、ちゃんと成果に結びつけて欲しいので、企画段階に重きを置いていますから、イニシャルコストで考えるとちょっと割高に感じてしまうかもしれません。
ちなみに制作のみの場合は、コンサルフィーも頂いておりませんので、そっちでお金がかかるということもありません。ご安心くださいね。
貴社のご状況にあわせて、ぜひ、上手く使い分けてみてください。