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意識高いNHKでアホになれる時間帯を教えよう。

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突然だが、NHKの番組は意識の高いコンテンツが多いということは皆さんお気づきのことだと思う。

『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』
『プロフェッショナル 仕事の流儀』

うん、意識高い。
意識高いというより、ガチだ。

2018年サッカー・ワールドカップのテーマ曲は「Suchmos(サチモス)」だった。

どうだ。意識高いだろう。

なお、2014年のテーマソングは椎名林檎。30代のおじさんの目線では、椎名林檎は意識高い系のはしりだと思う。

タブー視されてきたテーマに挑んだ「バリバラ」や、意識高いトレンドのトップ10に入るであろう古市憲寿さんがMCの「ニッポンのジレンマ」など、民放にはない意識高い番組がたくさんある。

アホになれる時間帯を教えよう

そんな意識高いNHKだが、正直に言うと、そんな意識高い番組ばっかり見たくもない。(これはもちろん個人的な意見だ。)

だが、そんなNHKにも、意識を下げて見られる時間帯があることを知ってほしい。

朝7時半くらいから8時半くらいまでが意識低いタイムである。

※今更だが、これはEテレの方を言っている。要は「おかあさんといっしょ」をやっている方のチャンネルだ。

シャキーン!

朝7時からのEテレのタイムスケジュールを確認しよう。
まず、7:00に「シャキーン!」が始まる。この番組が実質的なEテレの始まりと言っていいだろう。番組の内容もシャキーン!と目を覚ますというテーマだと思う。

思うというのは、この時間はまだ起きていないことが多く、あまりよく知らないからだ。ちなみに、「シャキーン!」にはちょっと意識高いコンテンツもある。なぜ朝っぱらからそんな面倒なことを言うのか。

はなかっぱ

そして、7:15からはアニメ「はなかっぱ」が始まる。

はい、最高。

なにがいいかって、オープニングの曲がいい。はなかっぱを7:00スタートにしてくれたら毎朝7時に起きれるかもしれない。

はじめははなかっぱの声がちょっと鼻につくかもしれない。でも、毎朝聞いてるうちに可愛く感じてくるはずだ。なぜならはなかっぱは可愛いからだ。

デザインあ

そして7:25からは「デザインあ」が始まる。意識高い。意識高いことが明らかなタイトルだ。

5分番組であることと、次の番組が「ピタゴラスイッチ」であることから、あまり区別がつかず、気づいたら終わっている。

ピタゴラスイッチ

あのピタゴラ装置で有名な「ピタゴラスイッチ」である。7:30スタート。まあ意識は高い。

ピタゴラ装置以外にも、できませんできません人間にはこんなことできませんや、できんのかなこんな橋ホントにあんだなこんな橋とか、ぱっちんぱっちんがしんがしんとかがある。

正直面白いし、毎日聞いてたら頭にこびりつかざるを得ない。なんだかくやしい。

コレナンデ商会

7:35「コレナンデ商会」が始まる。いわゆるハッチポッチステーションだ。

出演は川平慈英。パペットの声は、えなりかずき吉木りさだ。そりゃあ面白いだろう。

川平慈英の自由度が高い。そういう番組だ。

みいつけた!

来た!「みいつけた!」。あはは。

ここからが本番だと言ってもいい。なお、枠は7:45~8:00。

「みいつけた!」はスイちゃん、コッシー、サボさんの3人がメインの4~6歳児を対象とした教育的エンターテイメント番組らしい。32歳が見ても面白い。

まず、スイちゃんが可愛い。これは、後ほど「いないいないばあっ!」のゆきちゃんに対しても同じことを言うが、子供は可愛い。だからだ。

4~6歳児が対象ということからもわかるが、コッシーがたまにサイコパスみたいなことを言うのが可愛い。自我がずいぶんはっきりしてくる年齢だからだろう。精神年齢的にはサボさんだけが大人なので(サボテンだけど)、サボさんが被害者になることが多く、スイちゃんとコッシーがサボさんに塩対応を取るという構成が多いような気がする。ちなみにコッシーは椅子の子供だ。声はサバンナの高橋茂雄

犬井ヒロシがNHKの朝番組のメインになるなんて、10年前の僕は1ミリたりとも思わなかった。タイムマシンでその頃に戻っても誰も信じないことだと思う。

「みいつけた!」のワンコーナー「よんだ?」には、オフロスキーというキャラクターが出演する。彼もちょっと癖が強いので、はじめはちょっと受け入れがたいかもしれない。ごく稀にダツイージョも出てくる。その際は踊る。

2019年の正月特別編には、トータス松本や横山剣、スキマスイッチかコブクロのどっちかも出ていた。エンディングテーマなどの楽曲提供をしており、ほかにもいろんな有名人がこっそり関わっていて面白い。

面白そうだろう?

最後に、もう一つだけ。おててえほんのコーナーについても触れさせてほしい。

幼児が自分の作った話をおててを開いてしゃべるという内容なのだが、いい感じのイラストアニメーションが話にあわせて乗っかってくる。このイラストを描いているのが有名絵本作家ののぶみさん(『ママがおばけになっちゃった!』などで有名)だ。

で、このおててえほんだが、幼児の考える話だから、徹頭徹尾なに言ってるのかわからんくて可愛いのだ。ちなみに今日の話は、歯が虹色になって、気づいたら全部の歯が虹色になってて、歯を抜いたら虹が出てきたという話だった。

朝7時台に「歯が虹色になりました」って言われたら笑うじゃん? 再放送があるから、僕はこの話を以前にも聞いている。それでも笑えた。

『歯が虹色になるという発想を、できるだろうか? 僕たちは。』

意識高い語順入れ替えを試したくなる、クリエイティブなコーナーだ。

おかあさんといっしょ

長くなってしまった。

8:00からは、おまちかねの「おかあさんといっしょ」だ。説明する間でもないだろう。誰もが通ってきた道。ノスタルジー。

まあ……、間違いない。間違いない番組だ。

一応説明しておこう。

まず、歌のお兄さんお姉さんが、小野あつこ・花田ゆういちろう。体操のお兄さんお姉さんが、小林よしひさ・上原りさ。この4人がメインパーソナリティだ。メインパーソナリティ?

ご存知の通り、おかあさんといっしょには卒業システムがある。

直近の歌のお兄さんが、横山だいすけお兄さんだ。だいすけお兄さんの卒業時には、だいすけロスという言葉も生まれた。時代である。

それだけ人気のあっただいすけお兄さんと長らくコンビを組んでいたのが、たくみお姉さんだ。たくみお姉さんは結構アニメ声で、最初びっくりした。

何が言いたいかというと、だいすけお兄さん・たくみお姉さんの時代から比較すると、現在のゆういちろうお兄さん、あつこお姉さんの体制はいい意味で「すごく普通」だということを伝えたい。ずっと普通の優しいお兄さんお姉さんであってほしい。

だいすけお兄さんは、歌い方や顔芸などの癖が結構強かったのだ。たくみお姉さんも声の特徴が強い。もちろん全くもって悪いことではない。(「パンパパ・パン」など本当に面白い。)よしひさお兄さん・りさお姉さんは、だいすけお兄さん・たくみお姉さんとの共演時代がそれなり長く、やはり2人も顔芸にエグみを持つ。キャリアを経るとそうなるのかもしれないが……。

ちなみに、この4人の中で一番の古株はよしひさお兄さんだが、昔の映像を見ると若くてただの爽やかボーイだ。過去には側転、バク転も見せていたが、最近はアクションのシメに前転するのが定番になっている。なぜだ?

「ガラピコぷ~」についてはまた機会があればと思うが、ガラピコぷ~といえば、スキッパーさんというキャラの声をTMRの西川貴教が務めている。そもそも出演がかなりレアなのだが、さらに超レアパターンで歌うので夏休みや冬休みなどの特別回は期待してしまう。

いないいないばあっ!

8:25分からは「いないいないばあっ!」が始まる。
残念ながら、いないいないばあっ!のオープニングが始まる前にテレビを消して出勤してしまうので、リアルタイムでは見れていない。録画している。

いないいないばあっ!は0歳児から2歳児を対象としているようで、内容もほんわかしていてただただ平和で良い。

ゆきちゃん、ワンワン、うーたんの3人もそれぞれ可愛い。

ワンワン役として、チョーさん(『ONE PIECE』のホネホネの人の声)が声だけでなく、中に入ってアクションしているというのは有名な話で、ワンワンの小ボケが良い。平和な世界観が壊れない小ボケがすばらしい。

ゆきちゃんはほんとにいい子。踊りとかもすごい一生懸命に見えて可愛い。

で、ゆきちゃんの先輩が、ゆうなちゃんっていう子で、ワンワンわんだーらんど(いないいないばあっ!の地方公演)に出演しているのだが、ゆうなちゃんも「ホンマ素直に育ってくれたわ~」って。お前だれやねんって話だが、ほんまにそう思うんやって。

ゆうなちゃんは現時点で16歳とのこと。こんないい子な16歳おるけ?って絶対なるから。

あと、ワンワンわんだーらんどのゆうくんは声低すぎな。

うーたんはただの赤ちゃんです!チッチしたら気持ちいいみたいです。よかったね。

 

おわりっ!

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